仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
「じゃあそこに座ってもらえる?」

「うん!」


席に案内して、一緒に座った。

じいやがお茶を出してくれる。


そして部屋で2人きりになり……大事な、恋の話が開始された。


「私、ね……」

「うん……!?」

「同じクラスの、五十嵐悠真(いがらしゆうま)くんのこと、好きになっちゃったんだ……!!」

「五十嵐くん……?聞いたことある!」


なんでもお顔が良くて、モテモテだとか。

みんなに優しいし、スポーツも勉強もできるらしい。


「そう、その有名な悠真くんが好きなんだけど……私、学校じゃあんなだから、どう近づけばいいかわからなくて……」

「うーん……。そもそも、どうして好きになったの?」


そう尋ねると、頬を赤くしながら胡桃ちゃんは答えてくれた。

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