私の人生
しばらくすると、勝也さんに外に呼び出された。

「これからどうしたい?」

うんと悩んだ。1番は母親と暮らしたかった。

「お母さんと暮らしたい。」
私は、この人なら話してもいい。
この人ならそうしてくれると信じていた。

「そうか。じゃあ、来週の週末一度うちに来なさい。」

この時の私は、一緒に暮らせると思っていた。


ーーーーー週末

私は、電車と高速バスで隣の県に来ていた。

「いらっしゃい」

「お邪魔します。」

家は、一軒家で広々としていて
こんな家に住みたいと思った。

みんなでご飯を食べたり、海に行ったりして過ごした。

次の日帰る前勝也さんにベランダに呼び出された。

「この前の話だけど、高校はどうする気?」

「転校か通信にしようと思ってる」

「うーん。まあ、この前の話の結論から話すと、悪いが、一緒に住めない。」

「え?何で」
私は、この人ならと思って話したのにとイライラと地獄に落とされたような心情だった。

「このままおばあちゃんたちと暮らして欲しい。」

「要するにいらない子ってことね」

この人からしたら自分は他人の子だし
いらなくて当然。
そう思っていても期待していた分、
涙が止まらなかった。
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