俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
彼の事を思うだけでドキドキする、出社して彼に会ったら心臓が飛び出してしまうかもしれないと思うと、恥ずかしくて彼の顔を見ることが出来ない。

でも会いたい、抱きしめてほしいって思ったのは嘘ではない、私の本当の気持ちである。
そんな事を考えていたら時間が過ぎてしまった。

「大変、遅刻しちゃう」

私は急いで会社に向かった。

「おはようございます、遅くなりました」

彼は不機嫌そうな表情で私を見つめた。

「遅い、迎えに行くところだったぞ」

「すみません、服選びに時間がかかってしまって」

「心配したぞ、来なかったらどうしようって、正直思った」

彼は心配で仕方ないと言わんばかりの表情に変わった。

「俺のマンションに引っ越してこい」

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