もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない


焦りながら、私は部屋の中を見回してみる。

キョロキョロキョロ。


良かったぁ。

ミルキー様はいないみたいです。


って……?


コンコン。



「ひゃっ!」



誰かが、ドアを叩きました。


もしかしてドアの外に……

ミルキー様がいらっしゃるのですか?



現実を確認するのが怖いけれど、私はドアをじっと見つめる。


ゆっくり開くドア。


気まずそうにうつむく、制服姿の美少年。

私の目に、はっきりと映りこんでいる。



「盗み聞きするつもりはなかったんだけど……入っていい雰囲気でもなくて……」


< 184 / 269 >

この作品をシェア

pagetop