御曹司様、私、別の人を好きなまま貴方の妻になります

「花鈴、大好きだよ」

「一生花鈴のことを守るからね」


そう言って、玲二さんは私の手を掴んだ。

結婚を約束した時に握られた時は何も感じなかったのに。

今はこんなにも胸が高鳴る。

自分の気持ちの変化を表している様だった。
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