考えごとをしてたらいつのまにか奏が来ていた。

「小羽〜お待たせしましたw」

「いやいや、わざわざありがとうね。奏は検査終わったの?」

奏は、重い食物アレルギーをいくつか持っている。今日が奏の検査の日だったから心配。

「…wめっちゃ引っかかったよ〜」

やっぱり、奏大変だ。

「なんだっけ?小麦と…卵と…牛乳?」

「そうそう、あとなんか新しくハウスダスト?に引っかかったw」

「あらら…困ったことあってら言ってね!助けるから〜」

「頼りにしてます!小羽の姉貴w」

「っっwそろそろ行かないとか…」

とか言いながらも正直行きたくない…。

「そうだね…。手、繋いで行こっか。」

私は返事をしようにも怖くて頷くことしかできなかった。
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