涼子×キズナ×春子
それから一週間。



春子ははじめて一ノ宮と話す機会が。



春子は、かなりの人見知りであり、一人でいる事を好んだ。



それは家庭の事情もあったかもしれない。



大変。



なのだ。



今は家がめちゃくちゃで、ただひたすら学校ではぼんやりしていたかった。



そんな春子を見て、一ノ宮は声をかけた。



「部活、決めないの?」




「!?いっ一ノ宮さん!」



たぶん一瞬心臓止まった…びびったよ、金髪ちゃん。



「仲間さん、だよね、ねぇ一緒の部活にしない?」



「あ、うん、いいけど…」



何故わたし??


地味で、一ノ宮とは正反対に全く目立たない春子は、意外だった。

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