【電子書籍化予定】麗しの香道家は、傷心令嬢を甘く溺愛して離さない。



「心配かけたくないって気持ちも嬉しいし、寝たらよくなるかなって思うのもわかるけど最低でも三日、三日悪かったら病院に行った方がいい」

「……はい」

「明日、一緒に病院に行こう。俺の友人が医師だからそこにいく」


 これは、逃げ場はどこにもない。それにとても心配だというのが伝わってくるので私は、彼のお友達が働いているという病院に行くことにした。





 ……のだけど、まさか。そこが、あの有名なさくらファミリー総合病院だなんて思わなかったけど。
 



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