好きになってはいけない人を、好きになりました
第1章〜高1編〜

入学式

「凛〜!起きなさい!入学式から遅刻する気!?」

1階から、ママの声が聞こえる。

「おはよう!今日は、もう起きてるよ!」

「あら、珍しい」

「入学式が楽しみで、早く寝たもんね」

小学生の遠足が楽しみみたいな理由。

けど、それほど楽しみだ。

「凛も高校生か。早いな」

「パパは、入学式来ないの?」

「仕事で、どうしても休めなくてな。ごめんな」

「ううん!お仕事頑張ってね。岳とにぃと湊は?」

「もう起きてくると思うよ」

ガチャ…

『おはよう』

「おはよう、岳にぃ、湊」

「凛、なんで俺と同じ高校にしなかったんだ?」

「あー、もうその話何回もしたよ!じゃあ私行くね!ママ後でね!いってきまーす」

私は、鞄を持ち家を出た。

いい天気。

晴れていて桜も咲いていて、入学式日和。

私の名前は、橋本 凛。

今日から高校1年生。

茶髪の髪は、胸下まである。

家族は、5人家族。

ママとパパ。

子供の私が言うのもあれだけど、美男美女。

参観日とか来たら絶対注目されてる。

パパは昔、どこかの暴走族に入ってたみたい。

兄の岳は、高校2年生で金髪。

弟の湊は、中学3年生で黒髪。

岳にぃと湊も暴走族に入ってる。
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