好きになってはいけない人を、好きになりました
「みんな書いたか?これで注文しておくからなー。じゃあ、昼休みの後に、他のこと決めていくから。あ、海と凛。春輝たち起こして今から理事長室来てくれって言ってたぞ」

理事長室?

何でだろう?

瑠生たち起こして購買に寄ってから、理事長室に行った。

「真一。なんの用だ?」

「来たな。昼飯食いながら、話すな」

私たちは座って、お昼ご飯を食べた。

「文化祭の日、来年受験予定の中3組が見学もかねて説明会来るから、お前たちでその受付よろしくな」

『は?』

『え?』

真一さんの言葉に、私たちの手が止まった。

「受付って、実行委員の仕事じゃないんですか?」

空が聞いた。

「文化祭の来場者に受付はないぞ。実行委員がパンフレット配っやりするだけで」

「じゃあ、しなくていいじゃないですか」

「中3は、見学と説明会があるから受付あるんだよ」

「実行委員にやらせたらいいじゃないですか」

「実行委員はほかの仕事で忙しいからな。てことで、お前らで頼む。1時間ぐらいだから」

瑠生たちの答えは

『無理』

ですよね(笑)

私と海は、言ってないけど。

瑠生たちが、頼むと言われて頷くはずがない。

「海と凛は?」

真一さんに聞かれた。

「んー、受付なら別にしてもいいかな」

「私も。1時間ぐらいで終わるんでしょ?私と海だけでもするよ」
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