好きになってはいけない人を、好きになりました

楽しい毎日

「きゃー!」

ザッバーン!!

「大翔!もう1回行こ!」

「はいはい」

GW1日目。

白蓮のみんなで、室内プールに来ている。

高校に入学して1ヶ月が経った。

学校は、それなりに楽しい。

瑠生たちがいるから。

白蓮と睡蓮の倉庫を、交互に行く日々。

睡蓮の倉庫行く日は、夜ご飯も食べて帰っている。

私のお箸とお茶碗も、無事に完成したので取りに行った。

毎日のように、海と瑠生とメールしている。

瑠生は、日常的な挨拶ばっかだけど。

「凛、お前少し太ったんじゃね?」

ウォータースライダー並んでると、大翔がお腹のお肉を摘んできた。

「なっ!?失礼じゃない!?」

「正直に言っただけだ。前来たの、12月だったか?そこから太っただろ?」

「さ、3キロぐらい…?」

「3キロ!?」

「ちょ、ばかっ!声大きい!」

「いてっ」

私は大翔の背中を叩いた。

自分でも、そろそろ痩せなきゃヤバいと思う。

3キロって、本当にヤバい。

まぁ、受験期間中ストレスで太ったのもある。

「GW終わったら、ダイエットするの!夏までに3キロ痩せる!」

「絶対無理だろ」

「絶対痩せる!じゃあ、痩せたら夏祭りでかき氷奢ってね!」
< 50 / 342 >

この作品をシェア

pagetop