夜空へ虹の架け橋を

 ――いつからかわからない。

 わたしに欠けた色を探していた気がする。

 欠けた理由も、欠けた色さえもわからない。

 どんな色をしていたんだろう。足りない色はなんだろう。

 見つかったらなにかが変わるだろうか。

 この旅の終わりに、その答えが待っている。

 そんな予感がした――

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