零愛ー俺が必ずこの子を守る​ー
「……」

そうした所で芹奈の表情はピクリともしてくれないけど…。

滲む視界の中で、ピンク色の頬をそっと撫でる。

かわいいなぁ…。

しばらく見ないうちに、
髪も伸びて……、大人っぽくなって。


ずーっと、………………会いたかったよ。


せっかく会えたのに……。

このまま……
目、覚めないとかやめろよ…、、?

ーー((私も……デートしたく…なっちゃって……。、、))

デート、したかったんだろ…?

「……」

俺はもう……、どこにも行かないから。

芹奈といたいから…。


頼むから……、


早く目、覚ませよ​。




芹奈───────…。
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