らんらんたるひとびと。~国内旅編~

そして、それぞれの目的は達成した。

 小屋の扉は全開だった。
 急いでホムラを投げ飛ばし。
 鈴は、ミュゼに近寄った。
 胸から血を流し目を閉じたミュゼに「おい、起きろ」と呼びかけても。
 なんの反応もない。

「何故、殺す必要がある?」
「この女はスパイだからです」
「スパイだという証拠はあるのか?」
 大声でホムラに訴えかける鈴であるが。
 ホムラは顔色一つ変えず。
 立ち上がったかと思えば、ボカッと鈴の頭部を殴りつけたのだった。
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