見えない何かは、今も……そこに居る
若くてヤンチャな人は誰でも知ってる〝廃墟〟。
県外の人とか地元の人がよく来る白樺○ホ○ル。
知らない人は居ないよね?
俺も親と行くんだけど(行かされる)、今でも経営しているホテルの近くにある廃墟ホテルなんだけどな……〝いる〟んだよ。
この世の者ではない人が。
なぜ、こんな話するかというと、最近今もやってるホテルに泊まることになってその時間潰しに大分前に働いていたホテル(白樺ホ○ル)の周りを探索してたんよ。
ほんとに、久々にね。
親と一緒に。
とある廃墟ホテルに差し掛かった時、なんか、違和感を感じてその廃墟ホテルを下から上まで見たら……〝それは、居た〟。
風がカーテンに揺らしながら、〝それ〟は、こっちを見ていた。
朝なんだよ?昼間の時間帯だよ?
俺〝それ〟を見て固まったんだ。
親に『何見てるの』って、言われて
俺は、こう答えた『見てはいけないの……見た』
親は、『見間違えだよ。』お決まりの言葉。
でも……
親がいなかったら……俺ここでこうして書いていなかったのかもしれない。
それだけ、不気味悪かった。
客室だったのだろう、その壊れた窓から〝それ〟は、今でも外を覗いているのかも……しれないな。
探索する時は、気をつけて。