【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
「……あの」
「朝食は、私と一緒に食べなさい。ステラ、君は、勉学に夢中になるとすぐに朝食を抜いてしまう。いや、昼食と夕食もか……」
「あの、お忙しいジェラルド様のお手を煩わさないよう、ちゃんと食べます」
「よろしい。だが、朝食をともにするのは決定事項だ。それから、図書室に入って良いのは、朝食後から日が暮れるまでだ。それと本を読んだあとには、散歩も必ずしなさい」
「えっと、それは大切ですか?」
夜空のように青みがかった黒い髪に金色の瞳。今まで、どんな美姫が籠絡しようとしても首を縦に振らなかったジェラルド様。怒ったような顔をしたって、その美貌の魅力は増すばかり、どうしようもなく素敵だ。
一方私は、王国にはよくある茶色の髪と緑の瞳。
伯爵家の娘として、そして王太子の婚約者として、美しくあるよう磨きあげられてきたが、絶世の美女というわけではない。どう考えても、釣り合わない……。