悪魔のホームページ
https://Page1.桐生柚

「ブスは近寄んなよ」

「やだぁ‼︎ブスが憑っちゃう」

朝、私が投稿するだけでクラスメイトからの悪口が飛んでくる。

「汚い子は綺麗にしてあげないと、ね」

──冷たい

ポタポタと頭から垂れてくる水。

透けて下着が見えてしまっている制服。

見て見ぬふりをする話したこともない子達。

まるで何も知らないかのようにびしょびしょの私を気にもしない担任。

当たり前のこと。

毎日のこと。

気にする必要はない。

ジャージに着替えてから入ったトイレの外から、クラスメイトの声が聞こえた。

「ねぇ──桐生さんへのいじめどう思う?」

「しっ‼︎伊集院さんに聞かれたらあなたも酷い目にあうよ」

「そう…だね」

こうやって、味方は消えていく。私はきっと、ずっと1人なんだ。

お母さんが死んだ時も

私があの世界を辞めた時も

きっとずっと──────

それならいっそ────

私以外の人間がいない世界に行ければいいのに

「あ、そうそう。最近噂の悪魔のホームページって知ってる?」

「0時00分にアクセスすると、望みの世界に行けるやつでしょ?」

「そうそう。実際アレどうなんだろうね」

「噂だよ噂」

悪魔の──ホームページ────?

そんなのが、あるの?

私はふとスマホを出して検索をかける。

色々な掲示板に書かれている情報。

「馬鹿馬鹿し──」

ありえない。そんなものがあるわけない。

そう自分に言い聞かせながらも、少しだけ期待している私がいた。
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