おいらんっ道中らナイス!
親愛
 「割烹着も、そう。

濡れ鼠で僕ちゃんが現れてくれたから、

できたんです


そういうきもちを
思い出す事が、
出来たんです。」



「モノが書きたいのならー。」



 「先生から

教わった、総て。

お伝え致します。


でも先生は、

表現の仕方は幾らでも、
ある。

と。お教え、下さいました


ヴァイオリンでも十分

伝わってますよ?


もし


気持ちを

伝えたいのなら、


絵でも。


宜しいのでは、
ないですか??


一緒に。


装丁の、
しっかりと、した


外国風の絵本でも

つくっては、みませんか?」



忍は

今までにない

優しい気持ちで話をした。



そして、


とても落ち着いた口調で。


それでもしっかりと、

続けた。



「僕ちゃんの、

自分の弱さから逃げない。

弱いままで、いない、という強さは

周りへの

良い呼び水になります


私は

ちゃんと話せる力を、

僕ちゃんに、ならいます。」



啜り泣いていた僕ちゃんは

泣き崩れて。



ひとしきり泣いた後、

手紙を挟んだ通帳を、

忍へと、渡した。



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