おいらんっ道中らナイス!
忍もだいぶ慣れ。

両手を伸ばし
湯飲みを抱えて、
ごくんと飲んだ。



んー…?

Mr.は、
ぐるっと料理を見回し
海老

シュリンプを指差し、
コレ、食べてごらん?
オイシイ

優しく、声を掛けた。

忍は
意気込んで、
それでもお澄ましをし

少しずつ

丁寧に、

殻をむいた。



むき終わったシュリンプを

少しだけ
口をあけ
あむ、あむ、
と、
口にした



その様子をみ



真顔で。
次はぼくがやる、
Mr.は、手で制し

少しずつ

二人羽織りのよう
後ろから
手を回して。
軽く抱き抱えるように
シュリンプの殻をむき始めた。



むき出した、

剥き身を

チョコンと。

忍の鼻先に、
見せるように
したので

忍は

尻尾の手前まで、
パクリと
平らげた



Mr.は
その様子を、
見。



忍の
下唇を、
一度指で攫ったのち。

そのまま

唇を
何回か、
人差し指で撫で。

下唇を、押し下げながら、
どうするか?
そのままにしてみた。

忍は

有難うと
Mr.の指先についた
最後の。
シュリンプの汁まで、
舐めた。



…excellent、少し…休もうか。
< 7 / 28 >

この作品をシェア

pagetop