故意な恋~ある執事の日常~


「晴人さん?あの…」

「ん?」

後ろから依里の顎を持ち上げ、キスをする。

「あ、の…、ここでは、ちょ、っと…。シャ、シャワーもっ、浴びてない、し」

「待てない」

依里には悪いが、これ以上お預けを食らうと酷くしてしまいそうだ。

「いま俺を待たせて明日、立てなくなってもいいならそれでもいいけど。

あぁ、そうなったら依里は外に出られないから閉じ込めておけていいかもね」
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