【短】俺の彼女泣かせたやつを八つ裂きにしようと思ってたら、なんと俺だった件。
とあるすれ違った日のこと




「いやさー、ほんと偉すぎない?偉すぎの頂点じゃない?
委員会活動なんか俺、中学のときはやってたけど常におサボり常習犯で指名手配だったよあはははっ」


「………」


「もはやこのみちゃんは女神のゴッドというより仏(ほとけ)の域に達してね?ねえ?そう思うだろ後輩よ」


「……まあ」


「は?思ってんじゃねえよ。てか、もうちょっと離れてくれる?狭すぎんだよまじ」



放課後の、委員会活動。

生徒たちはちらほら来ていたものの、今はパタリと静まった図書室にて。


貸し出しカウンターのなかに座っている私と、後輩図書委員の黒田(くろだ)くんと、それから……彼氏である結多(ゆいた)くん。



「…この場所は図書委員以外は立ち入り禁止区域なんです…けど」


「逆にお前が俺のこのみちゃん立ち入り禁止区域だわ」


「………」



黒田くんと私のあいだに割って入るかのごとく、少し手狭になりながらも並んで座る彼は。



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