シンデレラは王子様と離婚することになりました。
第十五章 最後に君を思い出す
どこに行くかなんて、決めて家を出たわけじゃない。
どうするかなんて、私が聞きたいくらいだ。
ただ、逃げたい。この状況にいることが息苦しくて、なかば衝動的に家を出た。
外は明るく、太陽の光が眩しかった。
昨夜はもう、死んでやろうと思った。でも、朝が来たら、やっぱり死にたくないなって思った。
死にたいわけないよ。死にたくなんかないよ。
でも、どこに行けばいいのか、どうすればいいのかわからなかった。
なにも考えずに家を出ると、自然と足が動いた。
大翔の家? それとも会社?
どちらも違う。そこは、私が行っていい場所じゃない。
今、私が行きたい場所は……。
昔の光景が思い浮かび、そこに向かって歩き始めた。まずは、駅に向かう。
電車に乗って向かう先は、八王子。
お母さんが生きていた頃、住んでいた場所。幸せだったあの頃。
どうするかなんて、私が聞きたいくらいだ。
ただ、逃げたい。この状況にいることが息苦しくて、なかば衝動的に家を出た。
外は明るく、太陽の光が眩しかった。
昨夜はもう、死んでやろうと思った。でも、朝が来たら、やっぱり死にたくないなって思った。
死にたいわけないよ。死にたくなんかないよ。
でも、どこに行けばいいのか、どうすればいいのかわからなかった。
なにも考えずに家を出ると、自然と足が動いた。
大翔の家? それとも会社?
どちらも違う。そこは、私が行っていい場所じゃない。
今、私が行きたい場所は……。
昔の光景が思い浮かび、そこに向かって歩き始めた。まずは、駅に向かう。
電車に乗って向かう先は、八王子。
お母さんが生きていた頃、住んでいた場所。幸せだったあの頃。