愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
「おい、アルベルト。抜け駆けするな」

ロイ殿下がアルベルト殿下の反対側の私の隣に移動した。

「フレア、今週末、俺とデートしようぜ」

「えっと・・・」

「何か予定でもあるのか?」

「そういう訳では・・・」

「じゃあ決定だな」

ロイ殿下が嬉しそうにしている。

「じゃあ、その次の週は私とデートしてもらおうかな」

アルベルト殿下も嬉しそうに微笑んでいる。

私は断ることも出来ず、そのまま両殿下とのデートが決定した。
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