愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
「公務の邪魔はしたくないので・・・」

「フレアのためなら、仕事も早く終わらせられるよ?」

「では、月に一回は丸一日私に下さいませ」

「分かったよ」

アルベルト殿下が嬉しそうに微笑む。

「フレア、月に1日以外も会いたくなったらすぐに言えよ」

ロイ殿下が私の目を見てそう仰った。

「ありがとうございます」

ちゃんと二人と向き合いたい。

私はまだ愛を知らないけど、この二人となら見つけられる気がした。

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