10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

「い、いらっしゃいませ」

「あっ、加奈ちゃん、久しぶり〜」

「う、うん、帰ったんだね……」



2人は奥のテーブルに行った。

「何で2人で……」

「知るかよ……」

谷口と加奈は小声で話す。

テーブルには別の従業員が注文を聞きに行く。

「今日の話し合い、用があって来れないってなってたのよ」

「まあ、一応あれも用事だろう」

「私帰るわ」

「あー、またな」


谷口は土屋のところへ水を持って行った。

「明日仕事だろ、タクシー呼ぶか?」

「それとも私の部屋で少し休む?」

(おいおい、仕事って言ってんだろ)

「下まで連れて行ってやるよ」

土屋はため息ばかりついていた。

「清志、頼む」

「はいはい、じゃあ鈴村、呑むならまだ居ていいけど?」

「部屋に戻るわ」

「金は敬大につけとくから」


エレベーターに2人で乗る。

「何やってんだよ」

「鈴村の親父が酒強かった……久々に酔った」

「酔ったら帰れよ」

「そういう流れじゃなかった、母さんが体調悪くて父さんと帰ったからさ、俺が相手しないと……ふぅ」

「吐きそうか?」

「大丈夫」

土屋はタクシーに乗って帰っていった。



次の日の夕方土屋から敦美にLINEが入った。
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