10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

その際の海外遠征先は大抵Soil HOTELで接客も料理も素晴らしくて凄く好きなHOTELになってしまったのだ。

でも地元では行く機会はなくて初めて入る。

地元のこのHOTELは1号店らしく老朽化もあり、近々立て直す噂を聞いていた。

地元では観光地の一角にあり、古いHOTELや旅館は改修や建て替えが行われている所も多々ある。

敦美は就活にこのSoil HOTELを選んだのだ。

試験は東京で行われて受けにいったものの、やはり人気のHOTELだけあって受ける人数もたくさんいた。

落選したが他のHOTELは受けなかった。

その時にこの地元のHOTELの建て替えをもしするなら人員を増やすかもと噂が広まっていたのだ。

社員じゃなくてもいいと敦美は募集がでるのをチェックしているのだ。

下田旅館も当然好きだが私は別に跡継ぎではないし、しばらくは求人チェックしながらジムと旅館で働くつもりだ。




来るのが早かったかな……

開始時間の2時間前だった。

余裕を持って美容院を入れていたので早く来すぎた。

誰も友達に会わないし連絡先も加奈ちゃんしか知らないからキョロキョロしてみた。

どうしよう……

誰か知った子の姿を見るまで待とうかな……
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