強がりな私を愛してくれるのは、甘すぎる会社の上司でした
眠る直前、ふと口に出してしまった。


「どうしてそんなに優しくしてくれるんですか・・・?」


ああ、前にも同じようなこと聞いたのに。

眠くて頭が回らなかった。

だめだ、もう眠い。



「・・・君が好きだから。大好きで堪らないから」

「早く俺を好きになって」



藤木さんの甘すぎる言葉は、眠ってしまった私には聞こえなかった。
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