【コミカライズ配信】婚約破棄されたらエリート御曹司の義弟に娶られました。


* * *


「やってくれたな、皇輝」


所変わってある控室に呼び出された私と皇輝。
目の前には腕を組んでこめかみをピクピクさせているお父さんと、そんなお父さんの隣で困った表情を浮かべるお母さん。

そう、当然パーティーには両親も来ていたので、ついにバレました……。


「お前、よくもあんなに大勢の前でやってくれたな?おかげで色んな人からおめでとうございますなど、ご子息が立派で天王寺グループは安泰ですね、など散々言われたぞ」

「よかったじゃねぇか」

「いいわけあるか!!お前、私との約束忘れたのか!?チェスターの業績回復を実現できたら認めると言っただろう!!」


どうやらお父さんにはバレていたらしい。
そんな条件を提示されていたなんて……。


「だから、概ねクリアできるから。ほら、今年度の業績、まだ推定だが過去最高を更新できそうだろ?」

「見込みの段階で先走ったことを……!!」

「――お父さん!」


白熱しそうな二人の間に割って入る。


「私、皇輝と結婚したい。この結婚をどうか認めてください」

「妃乃ちゃん……」

「今度こそ幸せになるから」


そう言った私の肩に優しく手を置いたのは、お母さんだった。


「……私は皇輝くんから話を聞いた時、薄々こうなるんじゃないかと思ってた」

「お母さん……」

「私は二人が幸せなら、何も言わない」


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