【コミカライズ配信】婚約破棄されたらエリート御曹司の義弟に娶られました。
とにかくみんな大好きベリーズランドが来年20周年を迎えるということで、そのイベントPRにも相当力が入っている。
チェスターはデジタル広告(インターネット広告)の専業代理店なので、コンペに勝てばベリーズランドに関する全てのデジタル広告はチェスターが担えるというわけだ。
確かにこれは一大プロジェクトかもしれない。
「このプロジェクトのリーダーを妃乃に任せたい」
「…………はい?」
「妃乃の前職での仕事ぶりは調べさせてもらったけど、入社4年目とは思えない活躍ぶりだったらしいな。
その手腕、俺のために使え」
「ええっ!?私が!?」
「そうだよ」
いやいや、何言ってるの!?
前職では一社員だった私が、そんな大きなプロジェクトのリーダーなんて……!!
「無理だよ!」
「無理じゃねぇ、やるんだよ」
「なんで……!!」
「俺にとっても大事なプロジェクトなんだ。
一切の手は抜きたくない。身近に優秀なクリエイターがいるなら、引き抜かないわけないだろ」
「……!」
皇輝の表情は唯我独尊の王様ではなかった。
真剣にプロジェクト成功を実現させようとしている経営者としての表情。
その表情だけで、皇輝がどれだけ本気なのかわかって、ドキンと胸が高鳴る。