【コミカライズ配信】婚約破棄されたらエリート御曹司の義弟に娶られました。
新人トレーニングも最初は緊張したけど、トレーニーが成長してると実感できた時は嬉しかった。
まさか、あんな風に裏切られるとは思っていなかったけど……。
「リーダー、ちょっといいですか?」
「あ、はい」
気持ちがダークサイドに陥りそうになる手前で、話しかけられた。
「この企画なんですけど…」
「ああ、それは…私の方でやります」
「え、いいんですか?」
「ええ」
「…そうですか。ありがとうございます」
他人のチェックをして修正してフィードバックするという工程は、なかなかに時間がかかる。
私のタスクは他にもあるし、自分でやってしまった方が早いんだよね……。
そんなことをしていたら、今日も残業。
正直家政婦さんを雇ってくれたことには、感謝してる。
どんなに遅く帰宅しても必ずご飯が用意されていて、掃除や洗濯、買い出しが完了している状態というのは、これ以上になく有難い。
私も皇輝も帰りが遅いから、帰宅したらご飯を食べてお風呂に入って寝るしかない。
そういえば皇輝と同居してるけど、ほとんど家では会わないな。
帰宅時刻もバラバラだから、朝くらいじゃない?
「ただいまー……」
「遅い」
この日もほぼ深夜帯に帰宅したら、玄関で腕を組んで不機嫌そうな皇輝に待ち伏せされていた。