学校のマドンナと陰の俺

プロローグ 〜出会いそして友達へ〜

俺の名前は、北杜明貴(ほくとあき)県内の高校に通う高校2年だ。
俺は俗に言う陰キャと言われるクラスカースト最底辺の人間だ。
だから、昼休みはクラスの陽キャのパシリになっている。
「おい陰キャ、焼きそばパンと烏龍茶を買ってこい!3分間待ってやる!」
と、某アニメ映画のキャラみたいなことを言って五百円手渡しで貰った。(あいつ、俺をパシる癖に自分の金を渡すって、あいついいやつなのか?)そう思って、廊下を歩いて購買まで行こうとした時、

(あの人は、北岡さんだ)北岡響子(きたおかきょうこ)
俺と同じ2年で学年委員長を務めており、成績優秀、運動もでき、さらには性格や顔、スタイルもモデル並みに整っている。
先生や、皆に慕われている。
(今日も綺麗だな〜)と歩いている横目で北岡さんを見た。 

放課後 帰り支度を終え、帰ろうとした、突然!北岡さんが、俺の教室に入ってきて、
北岡「北杜君います?」
突然、俺の教室を尋ねてきて
北杜「どうしたの?そんなに慌てて?」
北岡「あ、貴方、これから予定あります?」
息が切れながら北岡さんはそういった。
北杜「別に、これから帰ってゲームでもしようと思っていたから、予定と言ったらそれぐらいかな」
北岡「そう、じゃあ!一緒に帰りましょ!」
北杜「は?」
俺は、困惑した。(何で、北岡さんが俺を誘ったんだ?)
北岡「その、私と帰るの嫌、でした?」そう言って、悲しそうな顔をしたので、断ろうにたも断れなかった。
北杜「いいよ、一緒に帰ろう北岡さん」
北岡「はい!」
そう言って、子供のような無邪気な笑顔になった。が、周りにいた男子たちからは嫉妬と怨嗟(えんさ)や殺意を感じ、俺は冷や汗をかいた。
北岡「こういう風に二人で一緒に歩くって、いいですね!」「うん!そうだね!」
北杜「そういえば、何で北岡さん、俺と一緒に帰ろうって言ったの?」
俺はさっきから気になっていることを聞いてみた。すると、
北岡「それは、北杜君がとてもいい人ですから」
北杜「そ、そうかな…?なんか照れる///」
美人にそんなことを言われて、照れないほうがおかしいと思った。北杜「具体的にはどこ?」
北岡「え〜っと、そうですね…この前、大きな荷物を持ったお婆さんが、信号を渡ろうとしているときあなた、そのお婆さんに声をかけましたね?」
北杜「何で知ってるの?」
北岡「たまたま、北杜君を見かけてそしたら、その行動をしていたので」
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