君が笑えるように

エピローグ

あの出来事から私は変わった。
裏切らてたと思ってた過去は思い違いで、怖いと思わなくなった。
おばあちゃんと陸斗の話をするようになった。おばあちゃんは何かあったんだと勘づいていたみたいだけど、何も聞かないでくれた。
彼氏には、これまでの話を全てした。
話すのは怖かった。だけど、信じてみることにした。
話してみたら、思ったよりもあっさりで、これまでいかに自分が気にしすぎていたのか実感した。
親友にも話した。彼女は私と一緒にあの子のことを怒ってくれて、ものすごく気が楽になった。


信じてみる。これはとても怖くて、勇気のいることかもしれない。だけど、それができるようになった今、私の生活は着実にいい方向に回り始めている。


全て、忘れていた私にりっくんが思い出させてくれた。本物の愛はあるんだと、信じることで、得られるものもあるんだと、でももっと大切なのは、自分のことを信じることなんだと。
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