【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~



「エルノックのじいさん、
それ、特別性の核じゃなかったのか!?
ひとつだけ取ってあるから、おれはてっきり……」



 そう言って、
 若いノーム(ひげもじゃじゃなくて、フツーの小人さんだ)は、顔を青くした。



「何じゃと!?
おまえ、あのヒビ入り核をいれちまったのか?」

「す、すまねえ、エルノックのじいさん……」

「それじゃあ、命令を聞かなくて当然じゃないか!」



 えっ、えっ、つまり、
 あの超大型ゴーレムの中に入っている核は、欠陥品ってこと!?



「ゴーレムたちよ、あの超大型ゴーレムを止めろ!」



 エルノックが命令すると、ゴーレムたちが超大型ゴーレムにむらがった。

 それでも、ぶるん!
 っと超大型ゴーレムが身ぶるいするだけで、
 他のゴーレムたちは地面に落ちていく。

 その間に、エルノックは何か呪文を唱えた。



「だめじゃ、停止の命令もきかん。
みんな、力を合わせて、いくぞ!」
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