愛する故に俺は戦う〜番外編〜






午後の授業…



ガッシャーン



パッリン



「イツキなんか再起不能になっちゃえよ!!」



「ライナなんかなぁ自分の魔法で黒コゲになっちまぇよ!!」



またか…呆れるぜ



「ちょっと…コウダイ」



「どしたルイナ」



「あの二人仲悪いじゃない?
仲直りさせない?」



仲悪い?



間違った考えだ



仲が良すぎるんだよ



あの二人は



「とゆーわけでコウダイ
行ってらっしゃいー!!」



ドンッ



「おわっ!!」



ドッシーン



「いってぇ……」



俺はルイナに押されて転んだ…



転んだ場所は



イツキとライナの真ん中



今まさに魔法対決をしようとしている



ってことは…



「サンダーボルト!!」



「ファイヤーウォール!!」



「やめろぉぉぉ!!」



ドガァーン



マジかよ…



「大丈夫!?コウダイ」



「平気だ…」



何故だ?



魔法をくらって平気なわけが…



「いい加減にしな!!
二人共!!
喧嘩するなら回りに迷惑かけない程度でしなさい!!」



「ジェミニ先生…」



「あの…喧嘩自体は止めないんですか?」



「喧嘩なんてねぇ
止めるだけムダ!!
経験者が言ってるんだから間違いなし!!」



ジェミニ先生…



貴女はいったい…



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