極上の愛を君に
冴えない女子だった姫華は、現役モデルと知りクラス奴らや他クラスから本物の姫華を見るために集まってくる。
「きゃ〜ᥫᩣ可愛い!」
「本物だよ?!」
まぁ、そんなこんなで上手くクラスの奴らと馴染んでいる。
そんなある日のこと。
文化祭実行委員がとんでもないことを言い出した。
「えー、ウチらがやる出し物は……ずばり!
吸血鬼カフェ☕✧!そのリーダーを姫華と輝煌くんにやってもらいます」
姫華も当然驚いている。
俺は、その倍。
クラス中、騒ぎ立たされる。
「_____姫華と輝煌くん、放課後残ってカフェに出す出し物を決めてください」
そんなこんなで、放課後になり姫華と俺は向かい合わせに座った。
姫華は、白い紙に書いていく。
俺は上の空。
こんなかったりぃことする訳ないだろ。
そう思ったとき姫華に声を掛けられた。
「……どうかな?」
俺はそれを受け取る。
細かく書かれている。
「いいんじゃないのか」
そういい、白い紙を姫華に渡した。
「俺は帰る」
俺は、カバンを肩にかけ教室から出た。
ふと暗くなった空を見上げる。
「今日は、吸血鬼日和だな」
姫華を待ってやるか。
俺は玄関に行き外履きに履き替え校門の前に待つ。