生徒会長と秘密の関係

嬉しいこと



斗亜「海が近くにあるらしいからそこと

あと、食べ歩きができるとこがあるからそこと

それから、牧場!牛とかがいるみたい

あと…」


この2週間の予定を話す斗亜。

ワクワクした少年みたいに笑う。


ミナ(考えてくれたんだ。

調べてくれたんだ。

私が隣にいることを想定して。)


斗亜「なに?動物苦手?」

自分に時間を使ってくれたことが嬉しくてミナはこの人の前で、何回目かの涙を流した。


音瀬「いや、来るときにテニスコートがあったからそこにも行きたいなって」

斗亜「なんで、テニスで泣くんだよ」

正面のソファーにいた斗亜はミナの横に座り、また話しはじめた。


ミナ(全部、わかってるんだろうな。

私の気持ち。私の涙のわけ。

そのときに私がして欲しい事も。)

< 30 / 79 >

この作品をシェア

pagetop