クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと
冬野くんと隣の席
わたしの名前は、白井恋雪(しらいこゆき)

どこにでもいる普通の中学2年生。


でも、他の人とは少し?違うところがある。

それは――。


「うっそ!?恋雪って、まだサンタさんにプレゼントお願いしてるの!?」

「サンタなんているわけないじゃん〜」

「…そんなことないよ!」


そう。

サンタクロースがいると信じていること。


明日から冬休みに入る、12月24日の今日。


「今日の夜はサンタさんがくるから早く寝なくちゃ」


という話をしたら、こんな流れになったのだ。


「サンタなんて、小3くらいから信じてないかな〜」

「あたしもそれくらいかな。でも、未だに信じているとはね」

「いるよ、サンタさんは!だって、毎年枕元にプレゼントが置いてあるからっ」


しかも、必ずサンタさん宛ての手紙に書いたプレゼントをくれる。
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