王子と魔王の溺愛対決 キュン死注意報・発令中


私の表情が陰る。

心配しすぎて、胃に穴が開きそう。


でも……


マイナスなことばかり考えちゃダメだ。

クラスメイトが、私を文化祭の実行委員に指名してくれた。


みんなの期待に応えられるようなバルーンアーチを考えて、私もクラスの一因だって認めてもらわなきゃ!!




昇降口で靴を脱ぐ。


上靴を取り出そうと、靴箱に手を入れた時


「痛っ!」


私の手の甲に、尖った痛みが走った。



えっ?

何?
< 163 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop