すべてを忘れる前に

大事なもの

「楓おかえり~!・・・って、愛!?」

帰ったはずの私がいるのがおかしいのか麻衣はびっくりしていた

「ねえ和馬。私幻覚見てるのかな?」

「だとしたら、俺も幻覚見てることになるな」

「落ち着けよ、麻衣」

「真琴に言われたくない!」

真琴は軽くショックを受けていた

「麻衣、私は本物だよ」

「愛、寂しくて帰ってきたか?」

そう少しいたずらっぽく笑って言った快はかっこよかった

「そんなんじゃないから!」
< 49 / 75 >

この作品をシェア

pagetop