私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
〜雄斗目線〜
あれから1ヶ月経ったある日
今日も香音のところへ来ていた
そんな時、気がついた
「香音?」
香音の目から涙が出ていることに
そしてその瞬間
今まで規則正しかったモニターの波形が崩れた
部屋に響く機械の音
「香音!
どうした!
香音!!」
「…………………」
そしてすぐに医者や看護師の人達が来ていた
その中には栗原先生も
「香音!
しっかりしろよ!」
「処置が始まりますのであちらに」
「香音………栗原先生、香音を………助けてください………お願いします……」
そして俺は看護師の人に連れられ廊下に出た
数十分後
ようやく、香音の病室から人が出てきた
「栗原先生!
香音は!?
香音は無事ですよね!?」
「……………今は落ち着きましたが………またいつ急変してもおかしくない状況です」
「そんな…………香音は………もう助からないんですか…?」
「……………何とも言えません」