私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「あー、確かにそれはあるかもな
 文香の視力的に………淡い色は見にくいかも
 香音は逆に淡い色の方が好きそう」

「正解です!
 淡い色って良いですよね〜
 なんか落ち着きます」

「そっか
 まぁ文香は濃い色だな………
 可愛い感じので文香に似合う物…………」

ぶつぶつ何かを言いながらヘアピンを売っているところを歩き回っている


数分後

笑顔の奏斗先生が戻ってきた

「香音、これとかどうだ!!」

「いいんじゃないですか?
 可愛いですね」

「だろ!?
 絶対文香に似合うと思うんだよな!」

「………そうですね
 文香に似合いそう」

「おう
 じゃあ買ってくる!!」

そして奏斗先生は会計に向かった




はぁ………とりあえず良かった

奏斗先生も嬉しそうだったし

少しは恩返しできたかな………




「香音、まだ何か見てく?
 付き合うよ」

「私は大丈夫です
 むしろちょっと疲れてきたので………出来れば帰りたいですね」

「あっ、ごめん!
 大丈夫か?」

「大丈夫です」

「なら良かった……
 じゃあ帰るか!
 雄斗も待ってるしな」

「はい!」

そして雄斗の家に帰った


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