私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

学校


「お疲れ様です」

職員室にいた先生達に挨拶をし自分の席へいった

香音……大丈夫かな……

メール……しとこうかな………


「しもっやまっせんせっ!
 お疲れ様です!!」

「あぁ………小山先生……
 お疲れ様です……」

小山先生は今年来た女性の先生だ

何かと絡んできて邪魔だと思う

「どうしたんですかー?
 暗い顔して
 私、話聞きますよー!」

「大丈夫です
 俺に構わず仕事してください」

「え~そんなこと言わないでくださいよ~
 傷ついちゃいますよ~」

傷つくなら勝手に傷つけよ
てか俺に関わるな

学生のノリで話しかけるな

「アハハ……ほら、会議始まりますよ
 席に戻られては?」

「あっ、そうですね!
 下山先生、また後で話しましょう!」

「………………」

そう言い残し小山先生は戻っていった

はぁ………香音に連絡出来なかったじゃん……
どうしてくれるんだよ………


去年からいる先生方は可哀想なものを見るような目で俺を見ていた

去年からいる先生方は俺に大切な彼女がいるのを知っている

だから寄ってくることはなかったが…………今年から来た小山先生は知ってか知らずかは知らないが俺にくっついてくる

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