どんな恋でも繋いでみせます!
「倫太郎くん、今のは千崎くんには言わないでね」



倫太郎くんが足を止めたのか、歩く振動が伝わらなくなる。

ずっと言えなかったことを口にできてスッキリしたのか、またどっと眠気が押し寄せてくる。



「……言わないでね」



そう、また念押しして静かに目を閉じた。

やけに倫太郎くん静かだったな、と思いながらまた深く眠りについた。

大きくて温かい背中を感じながら。




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