涙の理由

別れ〜祐樹

その話を聞いた翌日、祐樹のもとへ向かった。

早々と呼び出し、誰も来ないような屋上に行った。

「望美から話は聞いた。」
『…だから?』
不機嫌そうに答える。

「望美の行為はそんなにあなたを傷つけた?」

『……』

「他に理由があるんじゃないの?」

『…だったら何?何かしてくれるわけ?』

「それなら、望美は関係ないでしょ?これ以上傷つけるなら…別れてそれじゃ。」

これが、望美の為になるのだろうか?
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