私の弟はヴァンパイア。
危ない吸血
次の日。


「行ってきまーす!」


使用人たちに挨拶して、千秋くんに千隼くんと屋敷を出た。


私が歩いて登校すると伝えたら、2人も一緒に歩いてくれることに。

ちょっと強引だけど、意外と優しいのかもしれない……!!


「姉さんって——」

「ん?」

「結構可愛いよね」

「……へっ!?」


至って平凡な顔面偏差値なのですが!!

もしかして、千秋くんってシスコン……?


「なんか……最初会った時から、可愛いと思ってた」

「えっ?」


ほ、本当にどうしちゃったの千秋くん!


バクバクと心臓の音が大きくなっていく。


「だからんなの嘘に決まってんだろ」

「そ、そうだよね!」


よかった!千隼くんほんっとありがとう!


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