私の弟はヴァンパイア。
運命の人
放課後。


2人とも、遅いなぁ……。


千秋くんと千隼くんと帰ろうと思って、下駄箱あたりで待っているところだった。


「天沼さん?」

「げっ……赤坂くん?」

「げって何?」


クスクス笑いながら近寄ってきた赤坂くんに対して後ろに下がって距離を取った。


「わ、私赤坂くんに血をあげるつもりはないんだからね……!!」

「そんなに警戒しないでよ。」

「え?」


気がついたら……そばにいた。


顔が高くて、目を丸くすることしかできない。


「ねぇ、ここ誰もいないんだけどさ、いい?」

「は、はぁっ……!?」


な、何が!?



「やっぱり天沼ちゃんに惹かれちゃうんだ。今までいろんな女から血を飲んできたけど、こんなにも美味しそうに見えるのはキミだけみたい……」

「む、無理です!」


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