夏祭り、涙を流す


「なぁ!夏祭りいかねぇ?!」

「いいぜ〜」

「俺、パス」

「みやは、人混み嫌いだもんな」


と、男子たちの声が聞こえてきた。

それも、密かに大好きな人。

でも、話したことがないんだよね……

それにしても……行かないんだ。

人混み嫌いって、言ってたし。



「あーちゃん!」

「ほへ?」

「今日の夜、お祭りあるんだって!行く?!行くよね!あーちゃん、お祭り好きだもんね!」

「もちろん行くよ!」

「そうこなくっちゃ!おーい、男子」

私の友達のそーちゃん。三若そら。

あの3人組の中の中心核の男子に声を掛けた。

中心核の男子の名前は、間目闌 爽真(まめた そうま)。その次に、宮舘 研(みやた けん)。
私の好きな人の名前は、穹 快(そら かい)。


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