俺の運命の人
奈々からお菓子を外して布団をかけなおして、俺も眠りについた。


俺は変な夢をみた。


奈々があの店でドレスをきて働いている。

沢山の男が奈々がテーブルに回ってくるのを心待ちにしている。


奈々がお酌している。
何か楽しそうに話していて、奈々も沢山の酒に酔いしれている。


大金が飛び交う。
奈々もお客さんにすりよっている。
そして男は奈々の体をさわる。
自分のものみたいに。
奈々も拒む事なく触らせている。

そして大金は奈々へとびうつる。






『夢か…』


横をみるとまだ奈々が寝息をたてて気持ち良さそうに寝ていた。

俺は奈々が働いている所を１度しかみていない。
他のテーブルにいる奈々をみた事はない。
だから奈々が店でどんな接客をしているかわからなかった。


あんな夢を見た日から、俺は常に夢のような接客を奈々がしているんだと思い込む日がふえていった。
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表紙・目次

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