同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
――しかし。


「さすがに、入口で引っかかるんじゃないかな…?」


わたしは、お茶碗の上へ落としたさっきのご飯をパクリとくわえる。


秀峰と麗帝それぞれの校舎の入口には、顔認証のゲートがある。


校舎に入るにはまず、顔写真付きの学生証を駅の改札のような機械にかざす必要がある。

次に、上のカメラでAIが生徒の顔を識別し、顔写真と一致したらゲートが開いて校舎に入れるというシステムだ。


替え玉が登校するなんて聞いたことがないから、秀峰でそのゲートに引っかかっている人は見たことがない。

だけどうみちゃんいわく、麗帝の生徒の中では整形はめずらしいことではないらしく、それで引っかかる人はたまにいるんだとか。


「この前も、一重を二重にしたコが入れなくなってたよ」

「それで入れないなら、わたしたちだってほくろでバレちゃうよ…!」
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