ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─

別れの用意を着々と進めるレイラの部屋に、ノックと共に大好きな声が響いた。


「レイラ、まだ起きていると聞いて。こんな時間にすまない。扉を開けてくれないか」


喉が塞がってしまいそうな詰まった声だった。


「君の顔が見たいんだ」
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